[平成22年1月5日出題分 懸賞詰め将棋(有段者向け)の解答・解説]

【33問解答手順】
▲12銀△31玉▲22香成△同金▲同角成△42玉▲43銀
△同玉▲44馬△52玉▲43金△63玉▲62馬△同玉▲72歩成
△同玉▲74とび△81玉▲82金△同玉▲93歩成△81玉▲84飛
△72玉▲82飛なり△63玉▲52龍△74玉▲72龍△85玉
▲83龍△76玉▲86龍△67玉▲77龍△58玉▲68龍△49玉
▲59金△39玉▲28銀△29玉▲19と△同香成▲39金△18玉
▲27銀△同玉▲28龍△16玉▲17歩△15玉▲16銀△14玉
▲23銀不成、まで55手詰め

【33問変化等】
 初手いきなり22香成からばらばらにし、22玉の形から金銀4枚ありますがどうしても詰みません。
 また、初手12銀、同玉は以下22角成、同金、11金、同玉、13飛成、同金、22銀、12玉、21銀不成、
11玉、12歩、同金、同銀成、同玉、23金、21玉22金までの19手詰め。
よって初手12銀はとれません。
 4手目で42玉は32成香、同玉、23銀成、同玉、24金、32玉、33金以下詰み、今の手順で
23銀成で42玉は33角成、同桂、同成銀、同玉、44銀、23玉、24金、32玉、33金以下詰み。
 7手目で33金は同桂、同馬、同玉、13飛成、44玉以下詰みません。
 同じく7手目で44飛は43歩合で以下詰みません。
 9手目での44飛は52玉、43金、63玉、64金、62玉(同とは同飛まで)53金寄、71玉、72歩成、同玉、
42飛成、81玉、73桂不成、91玉にて不詰み。
 13手目で53金打は74玉(同桂は同馬で詰む)、以下不詰み。
 14手目同香は74金までよって同玉しかなく15手目52金打は63玉で不詰み。
同じく、15手目で72金は63玉にて詰みません。
19手目74飛、81玉と進みますがこのあたりから少し複雑な手があり、21手目73桂不成では72玉、
ここで64桂、或いは84桂も共に83玉にて詰みません。
また21手目で93桂不成、同歩、92金、同玉、72飛成、82歩合は84桂、91玉、61龍、81合、92香にて
詰みますので、戻りまして72飛成で91玉、61龍、81歩合、92香、82玉にて詰みません。

怖い手は23手目で92と、同玉、72飛成、以下82への合い駒は全て詰みます。
82飛合から入ります、84桂91玉、92歩、同飛、同龍まで、角合は少し難解手順
ですが、以下84桂、91玉、61龍、71香合、92歩、81玉、73桂不成(好手)、同角、83香、82合
若しくは82角引でも、91歩成、同玉、71龍、同(合い或いは角)、92香まで、金合は84桂から92歩以下
簡単、銀合も84桂、91玉、95香、93合、同香不成、同銀、92龍まで。
最後に歩合も84桂、91玉、61龍、81合、92香まで。
戻りまして23手目で92と、同玉、72飛成では単に91玉とし61龍、81香合、92歩、82玉、以下詰みません。
ですので23手目では84飛が最善です。
25手目で83とは62玉、73と、51玉にて詰まず、また同じく25手目で83飛成は62玉、82龍、72香合以下不詰み。
よって本譜を少し進め、25手目から39手目までは追い詰めで難しくなく、途中36手目で56玉は57龍、45玉、44金打
まで。
更に進みまして42手目で同成銀は同龍まで。よって42手目では29玉は必然、47手目27銀の両王手で同玉の一手
以下28龍、16玉、17歩、15玉、16銀、14玉、23銀不成まで55手詰め。

然しながら51手目からの収束手順は3通りあり、手数は同じですが初手12銀が55手目の最終手
に23銀不成とさせてもらえればどうにか面目がたちますのでご了承下さい。

この33問は途中余詰みが生じ何回か修正し掲載頂きました、また下記記載のキズが生じたこと
寛大に願います。

キズ
 7手目、43銀では43金も同玉、44馬、52玉、43金(43銀は詰ません)、63玉、62馬、同玉、
72歩成、同玉、74飛、81玉、88銀から本譜と同じ手順になります。今の手順で43銀は詰まない
のは62馬のときに同香、74金、53玉で僅かに残ります。長い手順ですので他にも変化等の
手順があるようですが皆様にご検討願うところです。

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