[平成22年11月10日出題分 詰め将棋の解答・解説]


 この37問は変化、紛れが1手指す毎に増えてしまい、
どこまで手順を記すのか迷いました。
 やはり入玉形は中合い等に注意も肝心で、出来る限り
細かく手順を多岐に亘り記し、その分長文になってしまいました。
 皆様が少しでも詰め将棋に慣れて頂ければ幸いです。
 暇なときにでも戯れ下さい。
 また手順の戻りでは、省略を行わずに記載し、また重複する箇所もあり、
少しくどくなりましたが、これは途中省いてからの説明では戸惑うことが
あるとの思い、ご了承願います。
 尚、検討は十分過ぎる程行いましたが、何分独善での検討故
余詰み等には:西の覗き:の心境。好手あればお通知を願う次第。   
 この作の手順、変化、紛れ、解答等の検討中に
想うのは、:教える事は、教わること:と
若かりし頃の耳に残る言葉、身に沁みます。
 長期間の検討には苦労しましたが、感謝するのは当方でしょうね。
おかげでアルツ君には嫌われ、ありがたいことです^^:。

 【変化、紛れ等】
初手、@24角成、A68銀、B68銀打の3手から始まりますが、
@24角成から入りますと、以下
88玉、58飛、99玉で不詰みですが、進めてみます、98金、同銀成、同飛、同玉、76角、99玉、
以下金がありませんので詰みません。
上記2手目89玉と行くのは、34馬で僅かに詰みません、以下進めてみます、78歩合、同銀
同香成、同馬(59飛もあり後述)、同玉、67銀、89玉、59飛、79銀合、99金、同玉、79飛、88玉以下
詰まず、戻りまして79銀合以下78銀、同玉、96角、87歩合、69金、77玉、78香では66玉、
または86玉でも詰みません。
また7手目78同馬で59飛は88玉(99銀、87玉、43馬、86玉、76馬、以下詰み)、98玉(76角以下)も簡単に詰みますし、
 また前記後述での59飛は79銀合、78馬、同玉、67銀または96角どちらも詰まないようですが、
@24角成では88玉が安全です。
尚、上記手順以外にも変化等ありますが割愛させて頂きます。
A68銀、以下、
初手68銀でA89玉、B78玉、C69玉、D88玉、と逃げるのは全て詰みますので、E同玉しかありません(後述)、順次手順を記します、
A89玉は59飛、79銀合は同飛、同香成、67角、98玉、99銀、87玉、77角成、96玉、95金まで駒余り、また59飛で78玉と逃げるのは、96角、68玉、58金で簡単、また59飛で98玉は76角以下詰みます。
B78玉は79金、87玉、76角、同玉、77銀、87玉、88銀打以下詰み、(78玉と逃げるのは、他にも詰みがあります)C69玉は96角、68玉、24角成以下詰み、
D88玉は58飛、77合は同銀でどこへ逃げても詰みますので、98玉と逃げ76角以下詰みで、58飛、87玉と行くのは96銀、86玉、42角成以下詰みです。
E68銀、同玉の変化手順を以下に記します、
攻め方は、F65飛、G77銀、H24角成になりますが、68銀、同玉、F65飛は、67桂(歩)合、同飛、同玉は77角成で56玉は45銀、65玉(57玉は68金まで)以下、76馬、64玉、63金、55玉、59香まで駒余ります、また同じく77角成で、57玉は46銀、58玉、59金まで、再度77角成、58玉は76角、69玉、78銀、69金まで、G77銀は同香成で論外、H24角成は78玉、96角、88玉、58飛、に99玉で詰みません、また24角成、78玉で58飛は89玉、34馬、78歩合以下不詰み、尚、24角成、78玉、79金は87玉、96銀、98玉、76角、99玉で詰まない、
よって6手目の同玉ではI58玉、J59玉の応手があり、I58玉は47銀、49玉、69飛、59銀合、76角、39玉(28玉は29香)、以下、またJ59玉は、15角成、58玉、68金、49玉、47飛、39玉、48馬、29玉、
38銀、19玉(18玉は63角成で早い)、37馬、28合、49飛、18玉(29への合は利きません)63角成まで、
以上67への合駒は、同飛、同玉ですと以下全て駒が余り詰みますので、65飛、には単にK59玉、L78玉、M79玉(後述)、とに分かれ、K59玉は48銀、49玉、39金、58玉、76角、67合は同角、69玉(68、玉は24角成以下詰む)、58角、78玉(79玉は69飛以下早い)、77角成、89玉以下詰み、L78玉は96角、N87桂合、69銀、89玉
99金、同桂成、以下つみません、尚、N87桂合で歩の合いですと、99金で79玉、24角成で詰みます、しかしN87桂合で同角、89玉(79玉は69飛以下簡単)99金、79玉、24角成で詰みです、戻ってN87桂合、で同玉とすると、67飛、78玉(他にO77合、P86玉、Q96玉がある)、69銀、67玉(R89玉、S79玉あり)は59桂、56玉、66金以下詰み、R89玉は99金、79玉、24角成以下詰み(駒余る)、S79玉は68銀、89玉、99金、78玉、以下詰みません、O77合(桂)は同角成同香成、同飛、98玉(86玉、96玉は共に87銀から詰みます、また88玉も79金、99玉、97飛以下詰み)、97飛、89玉以下詰みません、P86玉は42角成、95玉(75合は96金、同玉、97飛、85玉、52馬で手は続きますが駒余りで詰みます)、97飛、84玉(96合は同飛以下詰みます)、75銀以下金、銀、桂の持ち駒ですので詰みます)、Q96玉は97飛、85玉、77桂打、74玉(86同玉は51角成以下詰みます)、63玉、93飛成、73合、64銀打、52玉、53銀成、同玉、63竜以下
駒余りで詰みますが他にも詰み筋は持ち駒多いのでありますね。
次に、B68銀打に入ります、玉はT69玉、U88玉、V89玉があり、T69玉は96角、68玉、24角成から簡単、U88玉は58飛、87玉(77に合駒は同銀、99玉、88銀以下詰む)、76角、同玉(96玉は87金、95玉、51角成、84合駒、55飛以下詰む、また、96玉で86玉と逃げるのは77角成、75玉、85金、64玉、54飛、63玉は74金以下駒余ります)、 67銀、65玉、66角成、64玉、65香、73玉、57飛成、82玉、93竜、81玉、83竜、71玉、44馬から駒余ります、また76角、同玉、以下78香は少し長くなりますが、
78香、86玉(77への合は同角成、65玉に66馬以下詰み、また77合、同角成、85玉は97桂、84玉または94玉でも詰み、また75玉は66馬、86玉、75馬、96玉(87は57飛以下詰み)、97馬、95玉、55飛、94玉(85合は同飛以下詰み)、85銀、93玉、53飛成、以下83合でも92玉でも駒余りで詰みます)、もどりまして77への合は利きませんので、86玉と逃げ、56飛、95玉、51角成、84合(歩、桂、香)、85金、同玉、97桂、95玉(94玉は85銀、同歩、96飛、83玉、73馬まで)、96銀、84玉、85銀、93玉(前記で同歩で詰み)、84銀、92玉、52飛成、82合、同龍、同玉、73馬、81玉、72馬、91玉、92歩、同玉、以下駒余りで詰みます。この筋(76角、同玉以下の手順は他にも色々あります)。また初手、68銀打、V89玉以下、W99金、X78銀の攻めがあり、W99金、同玉、59飛、89玉(Y77合)、58銀は79銀合で続きません、また58銀で78銀は同玉、96角、68玉、69飛、58玉(57玉は24角成から詰みます、)と逃げて後ありません、また68銀打、89玉、99金、同玉、59飛、89玉、で99角成、同玉、78銀、88玉、79銀、99玉、以下詰みません、また78銀、88玉、79銀で89飛は78玉以下詰まない、Y77合は、以下78銀、88玉(98玉は76角以下詰み)、77銀直、87玉、76銀、86玉、77角成まで駒余る、また77合、で88への合も78銀、98玉、(89への合は同飛で利かず)76角で簡単、また59飛で98玉は76角、87合、99香、89玉、58銀、78玉、67銀直、48玉、49飛まで、よって59飛では89玉の1手となり、先に金を使用したのでこの89玉では詰みはないようです、戻って初手、68銀打、89玉、X78銀、同玉(同香成は59飛、98玉、
76角、87合、99飛で駒余る、尚、59飛で69や79には合は利きません99金の1手まで)、96角(79金は87玉、57飛、86玉、77銀、95玉以下詰みません)、68玉(88玉も89玉も59飛から99金まで)、69金(先に
24角成は77玉、78金では66玉で詰まない、また78金で57飛は66玉と逃げて67金或いは56金以下詰まない、戻って96角、には69金、77玉、85飛(53飛成、は86玉で詰まない)、67玉、65飛、57玉、66角成まで13手詰め(早詰めとなります)。初手68銀、同銀、65飛で66中合(歩か桂)は同飛、59玉は15角成、49玉、48金、39玉、69飛、28玉、37馬、17玉、19飛、18合、同飛、同玉、63角成、以下駒余る、また同じように66歩合、同飛、58玉は76角、67合、同角、68玉は78金、69玉、58銀、59玉、15角成まで
駒余る、また67合、同角、59玉は15角成、69玉、23角成、68合、同飛、同玉、78金、57玉、67馬まで、また同じく66合、同飛、79玉は76飛、78合、同飛、同玉、77角成、79玉、68銀、89玉、67角以下詰み、再度65飛、67合、は同飛、58玉(同玉と飛を取ると77角成、57玉、68銀、56玉、55金まで)は少し難しいですが、47銀、49玉、(67玉は77角成、57玉、58金まで)69飛、69銀合(48玉は38金、57玉、67角成まで)76角、39玉、38金、29玉、59飛、18玉、19飛、同玉、55角成、18玉、28馬まで、また同じく65飛、67合、同飛、
79玉は68銀、89玉は99金、78玉、96角まで、また67合、同飛、78玉は69銀、89玉は99金、79玉、24角成まで、今の手順で同飛、69銀で67玉は77角成、56玉、55金、57玉、68銀、58玉、76角、69玉、87角、58玉、67馬までやはり駒余ります、要は
65飛で66.67への中合等は利きません。
前記AのM(79玉)を記します、
68銀、同玉、65飛にはM79玉が最善で、以下68銀、
89玉、(89玉で78玉は96角、89玉、99金まで)、99金、78玉、96角、87合、79銀、同玉、24角成、78玉、68馬までの15手詰め。
以上重複(故意)するところもあり、長々と記しましたが他にもまだまだ変化がありそうですが、この辺でこの作の変化、紛れ等の記載は終了させて頂きます。


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